キャリアサロン
高田裕子のカラフル・キャリア対談
対談バックナンバー
女性キャリア設計塾
企業塾
ブランドマーケティング塾
経営コンサルタント塾
プレミアム・カルチャースクール
愉しむワインコース(入門編)
メールマガジン
カラフル・キャリア対談
タイトルバナー

管理職、特にシニア・マネジャー昇進が1つの転機だった
メンバーの得手不得手をすぐに見極め仕事を上手く割り振る

第2回:秦純子氏

秦純子さん高田:一般的に20代と30代では、仕事に対する姿勢が変わったり、働き方が変わったりしますが、秦さんにとっての転機は出産後ですか?

秦:働き方が変わったのは、子供ができてからですね。働く中身は、20代、30代というか、やはりマネジャー、シニア・マネジャーになってから変わりましたね。

高田:管理職が一つの転機だったんですね。

秦:そうですね。シニア・マネジャーになってからが大きく変わりました。それまでは、プロジェクトの中身にコミットすることに8割型集中していました。今では、チームをどう上手くマネージしていくかとか、マーケティングはじめ、いかに営業活動をするかということにも注力するようになりましたね。

高田:プロジェクトのクオリティの追求に走っていたが、メンバーのマネージや育成にも力をいれるように変わってきた、ということですね。

秦:そうですね。

高田:あと新しい仕事を仕掛けていくことですね。はじめに話していた人間力を上手くだして仕事をするようになったのでしょうね。

シニア・マネジャーとして、チームをまとめてプロジェクトを遂行していくあたり一番気をつけていることは何ですか?

秦:それは昔から得意だね、と言われることですが、適材適所というか、メンバーの得手不得手をすぐに見極め仕事を上手く割り振ることですね。

コンサルタントは、とても徒弟制で、あらゆる技術が求められる仕事。今までのやりかたは、フルセットで、ここからここまでできないと駄目!というパターン。でも、部下にも得意なこと、不得意なことがある。得意でないことも含めて全て満点を求めても難しい。かといって、不得意なところはやらなくていい!という訳にはいかない。得意なところは9点~満点でも、不得意なところは多少値引いて、7点ぐらいでOKにするように仕事を割り振るんです。本人のモチベーションも維持できますし、こちらとしても過度な要求をしてしまいプロジェクトが進行しなくなったり、メンバーを潰してしまうこともない。

そうやって、できるだけ、得意なこと、不得意なことを見極めて、フレキシブルに上手く分担するようにしています。

高田:得意なことだけやらせることではないが、それを中心に不得意なことも頑張ってもらう、と。4~5人ぐらいの少人数のプロジェクトでは、一人ひとりの役割が重要ですからね。

秦:そうですね。とても重要です。

高田:メンバーとはそういうことを直接話し合って、作業をしてもらうわけですか。

秦:はい、そうです。やってもらう人がいなくても、あなたはこれが得意なんだから頑張ってね、と。でも、ここの部分は苦手だからチャレンジだよ!と。これを言うだけで、メンバーも、そして私も気分的に全然違うんですよ。

20代後半でマネジャーにプロモーションしたときは、どこか背伸びしていた
目指すリーダー像は「かっこつけずに、温っかくて、素っ裸!」

高田:コンサルタントという職業において、秦さんの考えるリーダーとしてあるべき姿はどういうものですか?

秦:そうですね~。私の個性も含めて、できるだけ多様な人を受け入れられるキャパシティのある人がいいな、と思っています。「こうでなくてはならない」というあるべき論や枠にとらわれたマネージメント・スタイルよりは、色んな人がいる中で皆と上手く協業していくチームづくりができる人になりたい、と思っています。

20代後半でマネジャーにプロモーションしたときは、結構背伸びしていたところがあった。でも、ここ1~2年で変わってきました。 「かっこつけずに、温っかくて、素っ裸!」みたいな、素で勝負できたらいいな!、と思ってきました。

高田:意外にそっちの方が上手くいったりすることもありますよね。

秦:うーん、そうですね。でも、そうなるには勇気が必要でした。それは、2年前にApple Computerの創業者&CEO、スティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の卒業式で、卒業生に対して行ったお祝いのスピーチに、結構ドキッ!としたんです。偉くなっても、どんどん上に上がっていっても、stay foolish! stay hungry!でいなさい、と。あー、そうだなーと思って。

高田:私も読みました。「他人の考えにしばられた定説に惑わされてはいけない。他人の意見ではなく、自分の中の声に耳を澄ませなさい。最も大切なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つこと。」という部分が印象的でした。

秦:やはり世間でもちょっとしんどいリーダーは虚勢を張っている人で、ホントにいい優れたリーダーや経営者といわれる方は、ナチュラルで、謙虚ですごく感じのいい方が多い。変わらないといけないなー、と思いましたね。

高田:自然体でいくのもなかなか難しかったりしますからね。

arrowこのページの先頭へ