
大変だけど、一度もやめたいと思ったことはない
お客様の顔を思い出すと頑張りたくなる!
高田:あまり働くことを意識したことはないかもしれませんが、働くことってどういうことかって考えたことありますか?
牧野:そうですね、先ほどもいいましたけど、子供のために働く、と考えたことは一度もありませんし、自分のために働く、と考えたこともありませんね。
私は本を読む時間、テレビを見る時間とか、マッサージを受ける時間が大好きです。そういう好きなことをしてリラックスしているときは楽しいですし、いくら忙しくてもそういう時間は大事にしています。そういう余暇というか、ホッと一息ついて楽しむ時間をより楽しくするために働いているのかもしれません。
高田:仕事のあとは、何もしていないときより倍楽しい時間となるということですか?
牧野:そうですね。例えば、1時間受けるマッサージでも、何もしないで受けるのと、猛烈に働いた後に受けるマッサージでは全然違う。倍リラックスして、楽しめますね。
高田:毎日頑張り、お仕事に満足しているからこそですね。
牧野:そうですね。でも大変ですから辛いこともたくさんありますよ。
高田:でも、これまで辞めたいと思ったことは一度もないんですよね?
牧野:それは一度もないですね!辞めたいとか、休みたいと思ったことは全くありません。もちろん日々やることはたくさんありますし、昨日も目の前のお弁当を作ることで必死でした。20本のごぼうを切ることを考えただけで、頭が痛くなりましたから。(笑) でも、自分が好きではじめたことですし、自分以外に誰もやる人はいない。泣きつく人もいない。
高田:そういう苦労があっても、お弁当を一つ一つ買ってくださるお客様のことを思うと、苦労が喜びに変わるのでしょうね。
牧野:それが一番ですね!仕込んでいるときは孤独だし、本当に嫌になることもしばしばです。でも、お客さんの顔を思いだすと頑張らなくては、と思いますね。
高田:確かにお一人で作るのは凄いですよね。お弁当箱へつめる作業を手伝ってくださるご近所の方がいるにせよ、作るのは全部お一人でされていますからね。
牧野:どうしたら楽になるかな、とか色々考えたりもしますね。
高田:毎日試行錯誤しながら、研究しているんですね。
牧野:そういう意味では、とにかく毎日必死でお弁当を作って販売していますので、あまり仕事とか、キャリアとか意識したことはないです。
高田:思い描いた通りのキャリアを歩んでいる人の方が少ないですからね。
牧野:かっこ悪いですよ、私のキャリアなんて。
高田:かっこいいだけがキャリアではありません。牧野さんのように、地に足の着いた仕事をしている方は、とっても素敵です!
家庭・育児との両立
コツは「頑張り過ぎないこと!」
高田:子供をもって仕事が変わったことはありますか?
牧野:全然変わらないですね。あまりそんな風に意識したことはないですね。子供が生まれたときは、本当に幸せに感じました。一番初めの子供は3月に生まれたんですが、周りの緑や花々が今まで以上に綺麗に見えたことを昨日のように覚えています。
育児で大変なこともありましたけど、そんなことはもう忘れてしまいました。 具体的に何が大変だったかなんて全然覚えていません。(笑)
高田:家庭と仕事を上手くやっていくコツは?一番下のお子さんは5歳でまだ手がかかりますよね?
牧野:いえいえ、手なんてかけないです。5歳児くらいだと、ほっとくと自分でやるようになりますよ。(笑)上のお姉ちゃん達がいるので、たまに手伝ってくれますね。
コツは、とにかく「頑張りすぎないこと」ですね!
高田:頑張りすぎないこと、ですか?
牧野:偉そうに言うと、育児は「~しなくちゃいけない」とか、「~でなくてはいけない」とかあるべき論で考えては駄目。私のような手抜きの親がいてもいい、と思います。(笑) 「ありがとう」、「ごめんなさい」がきちんと言えて、社会的に大きく外れてなければ特に問題はないと思います。(笑)
高田:そうですね。
