
「決めるときはいつも早いんです!」
最終的には自分の直感を信じています
河村:退職してから1か月後、まずは準備するスタートとしてオフィスを借りました。
高田:早いですね!
河村:そう、私いつも早いんです!(笑)
高田:決めるときはいつもご自分で決めちゃうんですか?
河村:家族に相談しますよ。「決める!」と決断するにいたるまでには夫の力があったり、まわりの環境があって判断できている。最終的には自分の直感を信じています。動物的感があるんでしょうかね!?(笑)
高田:迷った時は、自分の直感を信じた方が上手くいく、とよく言われていますね。特に女性の場合は。
河村:だから今回の新しい仕事に関しても、先行きのこともプランせずによく始められるわね、なんて思う人もいるかもしれない。でも本当は結構深く考えているんですよ。ですが、人生は生きたって80年程度です。守りに入るのは病気になったときでいいと思うんです。「命取られる訳じゃないないし!」、すべてこの感覚ですね。
高田:へぇー、すごい。たくましいですね!
河村:だから、新しいことにトライするのに何でそんなに迷わなくてはいけないのかしら?って逆に思っちゃいましたね。
高田:新しいことをやるときは、考えすぎずに、とにかくまずは動いてみる、ということですね。
河村:はい、私はいつも動いちゃってから決める方です。企業に勤めていた時も、いかにスタッフに仕事を教えて私は楽して働くか、という感覚で働き続けてきました。でも不思議と楽をしていると、ワンステップ上の仕事が来るんですよ。それが成長につながるんですよ。
高田:管理職というポジションもあっていたんでしょうね、リーダーとしてのお立場が。
河村:そうですね。スタッフには、責任は全て私が持つから好きにやって!と伝えていましたね。
高田:管理職でも仕事を抱えてアップアップする人もいると思いますが、仕事を上手く割り振って、下の人間を上手くリードすることがお上手だったんですね。
河村:私は単純にいかに仕事を楽にして、早く帰るか、ということだけしか考えていなかったんですけどね。(笑) だから、「じゃぁ、お願いねー。」という感じで。でもそれが結果的にスタッフの成長につながることを実感しました。ただ何かあったらスタッフの責任をとるという私の姿勢は伝わっていたと思います。
高田:でも、すごく下のスタッフの方から慕われていらっしゃいますよね。
河村:すごく厳しかったと思いますが、心がけたことは「どの人にも公平に接すること」ですね。そうすると、まわりの若いスタッフはシャープですから、すぐにキャッチしてくれるんですよね。そして、本当に肝心なときにはちゃんと私を助けてくれる。私は助けられないと、上手くやってこれなかったと思いますし。
年齢を重ねて、いろいろ経験してみえてくるものもたくさんある
60代も悪くない!
河村:あれもこれもできないけど、これだけはしっかりやる、というようにポイントを押さえることが必要です。10のうち9捨ててもいい、1つ大事なことをしっかり押さえておけば。これは夫婦でも、職場でも、人間関係は全てそうだと思います。捨てることと押さえることの見分けは、勉強の積み重ねが必要ですが。
高田:何かあったときに信頼関係があると違いますからね。そういうことは管理職になったときに強く感じられたんですか?
河村:ちょっとしたきっかけで自分が変わる、ということはないと思います。それを理由にしているかもしれないけど。やっぱり人生は経験したことを知識として積み重ねていって、それを実行して、それが自分の知恵になったりする。それがどんどん大きくなってその人のパーソナリティができあがると思うんですよ。やはり「ローマは一日にして成らず」ですよ。10代は20代のために、20代は30代のために生きる、私は今60だから70代現役を目指して頑張っています。
高田:年代重ねて経験してきている訳ですが、楽しかった年齢、戻りたい年齢とかありますか?
河村:ない! 今が一番いい、楽しい。
高田:即答ですね。(笑) そんな風に断言できるのは素敵です。
河村:子育てとか仕事とか、いいものばかり経験してきたわけではない。いろいろ経験しながら、知らず知らずのうちに体の中に入ってきたこと。人間って、緊張していないと大事なことを取りこぼすことだってある、とりこぼさずに、しっかりキャッチして、積み重ねていく。そうすると、年齢を重ねていくことが素敵な人生になるのではないでしょうか?
高田:いろいろ経験を積み重ね、見えてくるものもたくさんあるんですね。年齢を重ねることは、本当は素敵なことですね。
河村:60も悪くないって感じですよ!(笑)
高田:でしょうね、河村さん、輝いていますもの。
河村:いやいやいや、そんなことないです。。。。(笑)
高田:本当です、冗談抜きで。でも、正直60代の方がみなさん河村さんのようにキラキラ楽しんでいる方ばかりではない。どうやったらそんな風にいつも素敵な笑顔で楽しくいられるのでしょうかね?
河村:難しいことではないんです、私も特別な人間ではない。ただ、お母さん向けの講座でも言っていることですが、人間は皆同じように喜びや楽しみのチャンスがある。それをよく見てキャッチするだけのこと。単純にそういうことです。
高田:ものの見方、感じ方、考え方というか、頭の思考の問題、ということですね。
河村:そうですね。毎日の生活の中で、プラス思考への訓練は必要です。私は毎朝起きた瞬間からテンションが高いんです。テンションが低い日はないんですよ。
高田:あっ、朝起きた瞬間からお元気なタイプですね。(笑)
河村:家族はそれが嫌だって言うんですけどね。(笑) とりあえず、「朝が来た!」と嬉しくなるんです。
(前半おわり)
後半について
後半は、お母様の介護で学んだ数々のエピソード、子育てと仕事の両立、働く女性へのメッセージ、そしていつも美しく輝きながら人生を楽しむ秘訣についてお話をうかがいました。どうぞお楽しみに!
#2007年10月26日更新:対談の後半をアップしました。こちらからどうぞ。
