
社会人のスタートは旅行会社の添乗員だった
横山:大学は児童教育科でしたので、保母さんや幼稚園の先生をめざす人が多かった。私は、全然異なる旅行会社に入社しました。
高田:受付カウンター業務を経験し、その後添乗員として働いていたんですね。
横山:もともと企画が好きだったんです。行ったこともない観光地を、さも行ったかのように企画を練ってみたり、あと時刻表を見ることも大好きでしたので、細かく旅行のスケジュールを企画したり。あそことここの場所を組み合わせるといいな、とか提案するのが好きでした。
高田:旅行会社のときも自分で企画していたのですか?
横山:いえ、決められた通りのツアーでしたね。ただし、休憩時間や自由行動の時間は自由に使えたので、ドイツロマンティック街道のツアーの際は世界史をドラマティックに物語り、ワーグナーの曲を流したりなどしました。
高田:唯一ご自分でアレンジできた部分なんですね。ちょっとしたことで旅行が盛り上がりますし、添乗員のみなさんは相当勉強されるそうですね。
横山:そうですね、好きでやっていた仕事ですが、子供ができたので断念しました。
高田:ということは、旅行会社は退職しても、お子さんが産まれるまでは添乗員をされていらしたんですね?
横山:そうです。今の会社を立ち上げてからもやってましたよ!今月はこれ1本ね、という感じで。
高田:独立後はご自分の都合で行ける範囲で行き先や仕事内容をある程度選択できたのですね。かなりのベテランさんになっていたころでは?
横山:トータル的には5年間やりましたが、添乗員は年数より本数なんです、渡航回数が何回あるか、という具合に。もっと語学ができたら、もっとやっていたでしょうね。スペインとかとても素敵でした、でも全然スペイン語もわからないし、英語もおぼつかないし。
高田:どの辺に一番多く行かれたんですか?
横山:やはりヨーロッパですね。国内も北は北海道から南は九州まで各地へ行きました。
高田:いいですね~!
横山:「今度こんな日程でスイスだけど行く?」と言われ、「はい、やります!」と手をあげたりして。そういうことができた時代でしたね、たぶん今だったらそんなことできないでしょうね。
高田:古き良き時代ですね。
横山:今はコストを抑えて、添乗員がつくツアーが少なくなりました。現地在住の方が添乗員をすることが増えましたから。
高田:現地の方が対応した方がコストも安くおさまりますしね。
横山:今からは体力的にもきついですね。あと、昔はインターネットもない時代でしたから、各国や各地の情報などは、いろんな本を見て調べました。手書きで本の内容を写したり、結構大変でした。それがすごい時間がかかりました。今は簡単にインターネットで調べられますから、そういう点では楽かもしれませんね。
高田:そうですね、現地の情報もそのまますぐに手に入りますからね。
横山:もともとおおざっぱな性格なんですが、細かく図書館で調べたりなど、細かい作業が結構好きでした。
占いにめざめて、占いの先生へ弟子入り
4年後にはサイト「まりまろの個性分析」まで立ち上げ、書籍も出版!
横山:もともと時刻表を見るのが好きだったり、細かい作業が好きでした。占いも、四柱推命など、細かいデータのようなリストから、生年月日などいろいろと調べていくんです。面白いな、と思いました。たまたま知人経由で知り合った先生にみていただいたら、ものすごくあたったんです。
高田:あたったことではまったんですね。
横山:はじめは見てもらうという興味本位だったのですが、そのうちもっともっと知りたくなったんです。その先生にお願いして、教えていただけることになりました。東京に移動してから8年になりますが、占いも習い始めて8年になります。
高田:8年とは長く続いていますね、好きなことには深く入り込んでしまうんですね。
横山:でも、実は自分が鑑定すると占い師に向いていないんです、現実主義なので。 習いはじめて4年で、占いサイト「まりまろの個性分析」を立ち上げました。サイトの作成をしていますので、制作者とかデザイナーと相談し、あと占いの先生にも協力をしていただいて作成しました。
高田:「まりまろの個性分析」は、生年月日をもとに、自分の素質がわかるツールというか、占いとか?
横山:素質をもとに自分自身を見つめなおし、短所をカバーし、長所を生かすにはどうしたらよいかを考えるためのヒントなんです。「まりまろ」で導かれた分析結果は、あくまで素質であり、結果ではないんです。だから、占いとせず、個性分析にネーミングしました。
高田:当たる、当たらないはあまり気にしてはいけない、ということですね。
横山:そうです。素質に優劣はありませんし、個性はその人だけが持つオンリーワンの輝きですから。
高田:興味から始まり、サイトまで制作してしまうなんて、ほんとにすごいです。でてくるキャラクターもすべて作られたんですよね?
横山:そうです。「まりまろ」は、お金にしようとは全く思っていませんでした。でも、このサイトをみつけた出版社の方から「本を出版しませんか?」と連絡があったんです。
高田:それでこの本を出版されたんですね。
横山:KKベストセラーズさんに出版していただいたんですが、担当者の方がサイトで「まりまろ」を見つけ、実際にやってみたところあたっていたので、ぜひ出版したいと思われたそうです。
高田:好きからはじまり、サイトまで作成し、思わず本まで出版できたなんて嬉しいですね。続編とか出版されないんですか?
横山:続編も考えましたし、はじめにできあがるまでに3パターンぐらい考えたりしました。でも、次にやるとしたら、また新しいものを作成したいと思っています。
