
いろんなバックグランドを持った3人だからできること!
3人でやるのは今しかできない
高田:オープンしようと決めてからはワクワクしながら進めてきた時間の方が多かったですか?もちろん大変な部分もあると思いますが。
小関:そうですね、振り返ってみるとそうかもしれません。月に一度3人で、毎月の仕事内容や実績を資料に落として振り返りをしていますが、毎月何かしら新しいことにチャレンジしていたんです。反省点もありますが、これはこんな風に工夫しよう、ここは改善しようとか、結構いろんな取組をしてきたことに気がつきました。「半年ぐらい経ったらこんなことやりたいね!」と話していたことができていたり、もちろんできていないこともあるんですが。
高田:小さなことでも振り返ることは大切なことですね。
小関:あと、先日1年の振り返りをしたときに、全員が「楽しい!」ということが全面にでていたんです。それは仕事の面でもすごくいいことだし、人生でも豊かなこと。1年は大変だったけど、「やっぱり開業してよかったね!」と3人で確認しあったんです。
高田:素晴らしいですね! これまでやってきたことをしっかりと振り返り、そして3人全員が「楽しい!」と感じているのは素敵なことですね。着実に同じ方向に向かって進んでいるんですね。
小関:いろいろやりはじめると、例えばはがき1枚だすのでも、変化をだしたくなります。3人で意見を出し合いながらやっていると、いろんなアイディアがでてきます。一緒に考えて、そしてその場で実現できるというのは大きいですね。私一人だと結構悶々と考えてしまうんですが、3人だと違ったアイディアがでてくるのがホントに楽しいですね。
高田:やはり1人と3人では全然違うものなんですね。
小関:「独立したい」、と思えばいつでも一人でできる。でも、この3人でやることは今しかできない。だから今をすごく楽しんでいます。
高田:3人集まると、もっともっと大きなことができる!というのはとても魅力的ですね。
小関:カラーズの「キャリアサロン」に参加した際、高田さんから教えてもらったキャリアの考え方、「主観をもつこと」「タイミングを大切に」「決断する勇気をもつ」、これは本当に大事だな、と思ったんです。やはり、最後は勇気を持ってやらなければならない。言われてみて、自分を振り返ってみて本当にそうだったな!と思いました。
高田:しっかり覚えてくださりありがとございます!キャリアはプランした通りにきっちりいくことなんて、まずない。所詮結果であって、振り返ってみると、こんなタイミングで、こんな仕事をした、あの人との出会いがきっかけだったな、なんて思うもの。小関さんはずっと心の中で、「こんなことやりたいな!」と思っていたので、タイミングをしっかりキャッチしたんですね。
小関:そうですね、意識せずに、ぼんやりしていたら、「一緒にやろう!」と声をかけられても、「どうしよう・・・」と動揺していたかもしれない。でも、年中考えていたことなんで、「そっか、これなんだ!」と決断できたんです。
高田:やはりずっと考えてきたことだったんですね。
小関:前職のときから思いはありました。これまで自分がいろいろと悩んだり、悶々としてきたことでもあって、今度はどこに軸足を置いていこうかと考えていました。けれど、不安といえば不安だったんですが、見えない不安ではなくて、どこかにつながる不安なんだろうな、とは感じていましたね。
高田:漠然とでも、常に意識すること、考えることはホントに大切ですね。
20代のキャリアは介護施設で認知症のケア
高田:開業する前のお仕事についてお話をうかがいたいのですが、はじめての就職は介護の施設でしたね?
小関:私は心理学関連の専門学校に通っていました。就職先を探している際に、今でいう認知症の施設がありました。小さい頃から身近にお年寄りがいたわけではなく、また介護の仕事に興味があったわけではなく、というか正直全く興味がなかったんですが、学校での実習を通して認知症には興味がわいていたので、認知症の方、特にお年寄りの方が多い施設なんだな・・・、とちょっと軽い気持ちで就職しました。
高田:立ち上げから関わったんですね。どんなお仕事をされたんですか?
小関:施設の立ち上げ準備からメンバーと一緒にやり、その後私が担当したフロアーは、認知症の方がいるフロアーでした。施設は2週間ほどの短期間や数ヶ月間入所されて、その後は家庭に戻られる方もいらっしゃいました。最初に「絶対認知症のケアをやりたい!」と希望をだし、結局8年間勤めました。
高田:どうして認知症に興味があったんですか?
小関:専門学校での病院実習を通して患者さんの家族のケアも大切だな、と痛感したんです。でも、当時20歳だった私は、どういう関わり方をすればいいのかわかりませんでした。将来の希望としては、家族を支援することに関わる仕事がしたいと思っていたので、認知症ケアに携わることで、家族支援のスキルを学べるかな、とか。あとは、ちょっと邪なところがありますが、不思議な行動をする認知症の方と触れ合ってみたい、という気持ちがありました。ですから、実は介護の仕事がしたい、という思いから入った訳ではないんです・・。
高田:でも、8年間は長いですね、ほとんどが認知症の方のケアだったんですよね。普段は認知症の方と触れ合い、他はご家族の方とやりとりをされていたんですか。
小関:そうですね、入所の手続きの際にご家族の方々とやりとりしたりなど。私が勤めた頃は、認知症は今よりは一般的に知られていませんでしたので、ご近所にも隠されている家族が多く、面談で話を伺っていても涙をながされる方も多かったので、ご家族のケアもありましたね。
高田:ご本人だけでなく、ご家族のケアも必要なんですね。
