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自分の体や気持ちに気づいて帰っていただければ嬉しい

第11回:小関洋子氏

小関洋子さん小関:お客様は、例えば身体の気になる場所など、一点集中でみてしまいがちです。でも、その部分が気になるのは身体の他の場所が原因だったり、また全く異なる原因がある場合もあります。ですから、もう少し身体全体を広く感じてみていただきたい、ということはお伝えします。

高田:施術しながらですか?

小関:たとえば、普段生活の中でなかなか触れる機会のない場所をトリートメントで触った際に、「あれっ、何か違和感がある」「なんだか気になる・・・」ということがあるんです。ご自身で「あれっ」と気づいたり、神経や気がそこへむけられているだけで、全然違ってきます。「気」を向けることが自然治癒力につながりしますから。もともと気になる部分や、触って気になる部分など、お客様に触れながら、確認しながら進めていきます。

高田:マッサージに行ったときは、例えば肩こりなど、凝ってるな、痛いな、と感じる部分だけやって欲しい、と思ってしまいます。でも、その痛みは目や足だったり、他の部分からくることも多いんですよね。

小関:気持ちからくる場合もありますよね。トリートメントを受けるなかで、例えば、私の身体は辛かったんだな・・・と思ってもらえたりすることだけでも全然違う。トリートメントは1~2時間程度の時間ですし、私たちができることは多くはありません。でも、その短い時間で自分の身体の部分や気持ちの部分に気づいて帰っていただければいいな、と思いますね。

高田:自分のことを外側から、そして内側からも気づくということは大切なことですね。リラックスできる空間で、自分の体のことをいたわりながら、いろんな気づきがあれば嬉しいですね。

小関:介護の世界も単に日常生活のお世話だけをしているわけではない。どちらも、もっとつながりのある広い分野の仕事なんだと感じています。

高田:単に痛いところを指圧するだけのサービスではないですからね。

小関:逆にそういうサービスは必要ない、という方もいるかもしれませんよね。私たちは身体も心もトータルにサービスを提供していきたいと思っています。

自分自身に目を向けていない女性が多い

高田:このお仕事をしていて一番嬉しいな、と思う瞬間はどんなときですか?

小関:自分に目を向けてもらえる時間、自分ってこんなに目を向けてなかったんだ、と気づいてもらえること。それが嬉しいですね。お客様は忙しい女性の方が多いです。お仕事やご家族のことなど、いつもご自身以外のことを優先されていて、自分のことを後回しにされている方が多いんです。もちろん、「リラックスできた!」「気持ちよかった!」と言ってもらえるのも嬉しいですが、自分自身に目を向けてなかったことに気がつきました!と言ってもらえると、私たちが目指してやっていることに近づけて「よかった!」とほっとするというか、すごく嬉しいです。

高田:あー、それはお互いに嬉しいですね!

小関:サロンのインテリアを変えたときにお褒めの言葉をいただいたりしても嬉しいですし、いろいろな種類の喜びがありますね。

高田:「この空間を特別なものにしたい!」というお気持ちは強いですね。

小関:そうですね、空間は大切にしています。お客様はお金を払ってリラックスしにいらしてくださっていますし、やはりこういう場所は特別な1対1の時間です。入口から出口までしっかり味わっていただきたいですし、お帰りになってからでも余韻のように「気づき」は続きますので、単に「来て、トリートメントを受けて帰る」ではなくて、「心地よい空間の中で時間を十分に味わっていただきたい」、と思いますね。そう思うと、まだまだやれることはたくさんあるな、と思うんです。

高田:勉強のこと、技術のこと、空間のこと、やること・やりたいことはどんどん膨らみますね。

小関:そうですね。でも、あれもこれも一度にやることはできないですから。「こうしてみたい」「あーしてみたい」といろんなアイディアが浮かんでいるので、この先何年もかけてじっくり実現していきたいと思っています。そうやって考えているだけで、とっても楽しいんです。

高田:聞いているこちらも楽しくなりますね!コンセプトとしては、個室でゆっくりできる空間ですか?

小関:そうですね。心地よい個室空間でトリートメントを提供していきたいですね。個室を増やすなどの場合は、場所を変えることも必要になるかもしれませんが、コアな部分をしっかり築きあげてから進化できたらと思っていますので、まずはここでしっかりとやっていきたいです。

高田:将来的に何かイメージしていることはありますか?

小関:たとえば、サービスの種類を増やすのか、部屋数を増やすのか、店舗を増やすのか、などでやり方も大きく違ってくると思います。ただ、オープンからまだ1年なので、もう少し経験を積みながら、今後どう展開していくのか、みんなで模索しながら考えているところですね。

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